週末のぽかぽか陽気から一転、広い範囲で真冬の寒さとなり、東京23区でも雪が降りました。
4日夕方から再び雪が強まる見込みで、積雪のおそれがあり警戒が必要です。
東京 きのうから約20℃低下 真冬並みの寒さに

井上貴博キャスター:
2日、東京都心は最高気温が22.1℃と5月上旬並みの暖かさでしたが、3日は一転、どんどん気温が下がり、15時時点で2.2℃と真冬並みの寒さとなりました。
広瀬駿 気象予報士:
2日と3日の気温差は約20℃もありました。通常、寒暖差5℃くらいで「寒暖差に要注意」と呼びかけるのですが、今回はその4倍以上もあったということで“恐怖の寒暖差”となっています。
ホラン千秋キャスター:
季節の違う場所に旅行に訪れたくらいの大きな寒暖差ですね。

井上キャスター:
なぜ春から冬に逆戻りしたのかというと、“春と冬が綱引きをしている状態”なのだそうです。2日の日本列島は春の空気に覆われていました。しかし3日は一転して冬の空気に覆われています。
広瀬 気象予報士:
春と冬の空気が正面衝突している状態なのです。3日は冬の空気が南下し、列島が寒い空気の中に入ったため、あっという間に寒くなったというわけです。
春と冬の空気がぶつかり合っているところにたくさん雲が発生し、その下にある地域で雨や雪が降ったということです。
井上キャスター:
今回はなぜ20℃も寒暖差が生じたのでしょうか。
広瀬 気象予報士:
関東は春になるタイミングで(20℃くらいの寒暖差が起きることが)結構あります。ただ北海道以外、他の地域にはあまりありません。西と北に高い山がある分、風向きが変わるとフェーン現象で気温が上がったりするので、関東甲信あたりは体調管理注意の地域ともいえますね。
産婦人科医 宋美玄さん:
2日は気温が高くなって花粉症がひどくなり、3日は寒暖差で体調を悪くする人が多かったようです。なかにはせき込んでいる人もいましたね。