鹿児島県の霧島神宮で3日、御田植祭行われ、五穀豊穣を願いました。

一年の五穀豊穣を願う霧島神宮の御田植祭は、旧暦の2月4日に行われます。3日は、境内で田植えまでの準備を描いた神事が行われました。

剣舞で清め、椎の木の枝を肥料としてまいたあと、翁と媼が登場。暴れる牛に苦戦しながらもユーモラスな会話で観客の笑いを誘い、田んぼを耕します。

(翁)「きのうはなんで田んぼに来かったと?」
(媼)「きのうは鹿児島マラソンを見ていた」

その後、田の神が「一生懸命働けば豊作にする」と口上を述べました。

(観客)「子どもが去年生まれたので、健康を願いながら、牛にも触らせてもらって、初めての体験で楽しめた」

(神事に参加)「雨にもかかわらず、思ったよりたくさんの参拝者に来ていただいて、いい祭りができたと思う」

まかれたモミやサカキは縁起物として、雨の中で見守った人たちが持ち帰っていました。