3日は屋久島高校でも卒業式がありました。卒業生57人のうち9割が島外の企業への就職や大学などに進学し、生まれ育った島を離れます。

(福岡へ進学)「ワクワクでいっぱい」
(宮崎で就職)「緊張します」

Q.親元を離れるのは?
「不安はあります」
「ありがたみを感じるのかなと思います。ひとり暮らしで」

(長崎で漁師に)「就職で船に乗ります。九州で一番漁業が盛んで、先生にも勧められて、長崎選びました」

自動車メーカーへの就職を目指し、福岡の大学へ進学する鹿島暖祈さんは、島での18年間を振り返り、両親への気持ちを伝えました。

「僕の人生の中で2人が一番尊敬できる大人だと思います。18年間ありがとうございました」

(進学で福岡へ 鹿島暖祈さん)「島を離れるのは、さみしい気持ちはなくて、自分の行きたい道へ、前に進むという気持ち」

(両親)「楽しみしかない。さみしいけど」「いずれ帰って来るでしょう」

県教育委員会によりますと、県内の公立高校はこの春、昨年度とほぼ同じおよそ8800人が卒業します。