爆発するモバイルバッテリー 激しい炎が・・・
2010年に貨物機がリチウムイオンバッテリーの火災で墜落した事故がきっかけですが、出力100ワットアワーから160ワットアワーまでのモバイルバッテリーは1人2個まで。機内持ち込みのみで、荷物として預けることはできません。

一般的に使われているモバイルバッテリーは100ワットアワー以下なので持ち込みの制限はありませんが、工業製品の安全性を調べるnite(ナイト)に聞くと・・・。
(nite 宮川七重 課長)
「我々が収集している事故の中では、100ワットアワー以下でも事故は発生しています」

これはリコールが出た海外製のモバイルバッテリーです。
充電してしばらくすると・・・轟音とともに爆発。激しく炎が立ち上がりました。


小さなバッテリーでも不良品や充電のしすぎなどの条件で火災を起こす可能性はあるのです。航空評論家は次のように話しています。
(航空評論家 元パイロット 杉江弘さん)
「今回は韓国で(事故が)起きましたが、国土交通省は外国から、例えばアメリカ連邦航空局などから指示がないとなかなか対策を取らない。わが国でも同様の事故が起こる前に予測して対策を取ることが求められている」
