その一ノ渡さんの工房を訪ねました。

盛岡市北部の旧玉山村エリアにある温泉施設、ユートランド姫神の中にチーズのほかジェラートなどの乳製品を製造・販売する「たまやま温泉Lab」を構えます。
(一ノ渡渉さん)
「繊維の方向が同じ方向を向くんですよね。そうすることによって、伸びるような形になってくる」

チーズは7種類ほどを製造していて、ジャパンチーズアワーズなど全国的なコンテストで入賞経験もあり、高い評価を得ています。
県内にはたまやま温泉Labの他にも受賞歴のあるチーズ工房は複数ありますが、これまで横のつながりはほとんどなかったといいます。

(一ノ渡渉さん)
「長い方は20年、それ以上やっている方もいるので、そういったところで意見交換することで、自分の工房や全体にもいい刺激になるんじゃないかなと思う」
一ノ渡さんは、県内の工房の力を結集することで岩手のチーズ業界全体が盛り上がることを期待しています。