ハンドボールの聖地ともいわれる富山県氷見市に拠点を置く国内最高峰のハンドボールリーグ「リーグH」男子の「富山ドリームス」。地元氷見市の出身で、チームの設立時に加入したある選手がユニフォームを脱ぐ決断をしました。2月24日に行われた引退セレモニーで現役最後を地元で迎えられたことに感謝しました。

「楽しいことや辛かったこと、いろんな思い出がありますが、僕にとってはいい経験になりました。こうやって氷見で生まれてハンドボールと出会い、そして、たくさんの仲間と出会い、大好きなハンドボールに没頭できたこの時間は本当にいい思い出です」2月24日の試合後の引退セレモニーでハンドボール人生を振り返った森康陽選手(28)。

身長165センチと小柄ながらも、大きな相手に屈しない強気なプレーが持ち味の森選手。ドリームスの拠点である富山県氷見市の出身です。
ハンドボールを始めたのは小学3年生で、きっかけはハンドボール経験者の両親や姉の影響といいます。地元の上庄ハンドボールクラブに入団して競技を始め、氷見北部中学校を経て、県内の強豪である氷見高校に進学しました。氷見高校では夏のインターハイに1年生から出場しました。
高校卒業後、ゴールデンウルヴス福岡などでプレーを続け、ハンドボール一筋の生活を送ってきました。