イワシ豊漁で喜んでばかりはいられない状況も…。
イワシ豊漁の一方で、その影響が気になるのが、富山湾に春の訪れを告げるホタルイカ。イワシが大量にあがると、ホタルイカを傷つけてしまったり、ホタルイカの選別に時間がかかったりします。さらにイワシよりもホタルイカの方が、単価がかなり高いこともあり、ホタルイカのシーズンがはじまるとイワシは厄介者として扱われるのです。
そして、3月1日に富山湾に春の訪れを告げるホタルイカ漁が解禁されました。滑川沖合いに仕掛けられた定置網を引き上げると…こちらでも網にかかっていたのは、大量のイワシでした。滑川漁港での1日の水揚げはわずか18キロ。解禁初日の平均は115キロですが、大きく下回る出足となりました。

富山湾のホタルイカ漁は4月にかけて最盛期を迎えますが、激安イワシで喜んでばかりはいられないようです。いったいこの先どうなるのでしょうか…。