「すごい食べるようにしてます」
それでも、身体を維持するために気にすることは年々増えてきている。
Q.その食事の量も年齢によって変化はあるのか
三浦:
あんまり食べ過ぎてはいけないかなとは思いますけど、ちょっと我慢すると体重がやっぱ追いついていかないんですよ。それはそれで怪我に繋がるので、逆にすごい食べるようにしてます。頑張って、頑張ってですよ…みんな、僕の食べる量を見てびっくりしてますよ。『カズさん、食べますね~』『朝からこんな食べるんですか』みたいな。
現在の日本サッカー界は
若手とのコミュニケーションについて顔をほころばせた“カズ”は、現在の日本サッカーをどのように見ているのか
Q.海外で活躍する日本人選手も多くなっている
三浦:
そこはもう本当に日本人の選手達、そして今まで作ってきた指導者の人達、そしてその努力の賜物だと思いますね。もちろん、昔と環境も変わってね。ヨーロッパの方もやっぱその受け入れ体制っていうのかな、日本人を取る事に対しての昔と違って、日本人でもヨーロッパで活躍出来るという認識が広まったんだよね。それも、みんな、いろんな選手が行ってね。ヒデ(中田英寿)もそうですけど、本田圭佑選手も香川真司も…いろんな選手がね、続いていって、広げていったと思うんですね。その結果が今になってると思いますね。ワールドカップでやっぱ活躍出来るような存在感を残せるようになった価値も大きいと思いますね。
Q.御自身がFIFAワールドカップに出たいと思った頃、「やがては…」と10代、20代でイメージはあったのか…
三浦:
W杯ベスト4とか優勝とか、そういうイメージは全くなかったですね。ワールドカップにまず出たい、出る。日本を出場させたい。ここですよね。

W杯初出場を目前で逃した93年10月の“ドーハの悲劇”。あの瞬間から30年以上が経ち、日本サッカーは急成長。現在、98年大会から8大会連続でのW杯出場へ王手を掛けている。
三浦:
ヨーロッパで主力として活躍してる、レギュラーとして活躍している、なくてはならない存在になってる、そういう選手達は、世界のトップクラスでやってるわけですから、ワールドカップでのベスト8、ベスト4、優勝ってのが見えるんでしょう。