青森県は、除雪作業で削られて薄くなった学校周辺の区画線と道路標示の白線を引き直す、新たな取り組みを始めることになりました。

これまで、県内の道路は除雪作業によって薄くなった白線を雪解け後に引き直しています。

ただ、センターラインなどの区画線は自治体が、横断歩道などの道路標示は警察が管理していて、引き直す時期にばらつきが生じていました。

この課題を解決するため、青森県の宮下宗一郎知事は「通学路スクラムライン事業」を行うことを明らかにしました。

県と警察が連携し、学校周辺の県道で「区画線」と「道路標示」を一括して引き直す新たな取り組みです。

青森県 宮下宗一郎 知事
「今年は冬期の除排雪がたくさん入ったので、路面の状況は非常に厳しい状況になっていると予測される。先手を打った対応が必要だということで、今回の『通学路スクラムライン事業』を実施する」

県は2025年、入学式までに県内の小学校10校ほどで事業を行い、2026年以降は順次拡大して、中学校も対象にすることにしています。