今月の東京23区の消費者物価指数は速報値で2.2%上昇しました。コメ類は77%の価格上昇で、過去最大の上昇幅です。

東京23区の2月中旬時点の消費者物価指数は、変動の大きい生鮮食品を除いた総合で、前の年の同じ月より2.2%上昇しました。先月から政府の電気ガス補助金が再開したため、4か月ぶりに伸び率が縮小しました。

ただ、食料品の値上げなどが続き、特にコメ類は77.5%と大幅に上昇。おととし夏の猛暑で流通量が減ったことをきっかけに高騰が続いていて、比較可能な1971年1月以降、最大の上昇率です。

また、産地の天候不良などの影響で、▼チョコレートが32.6%、▼コーヒー豆が16.5%上昇しました。

そのほか、▼キャベツは92.4%、▼みかんは32.0%上昇するなど、野菜や果物の値上がりも激しくなっています。