住民『なぜ切る必要があるのか?』 市職員『交通安全上切った方がいい』

 “住民自慢の桜”と“交通の安全”、どちらを守るのか。10月4日に桜通り周辺の住民に対して説明会が行われました。住民たちからは桜の木を残してほしいという切実な声があがりました。

 【住民説明会の様子】
  (住民)「(桜の木を)切ってほしくないという意見はどうなってしまうのかっていうのを知りたいんですけれども」
 (市職員)「交通安全上切った方が市としたらいいとお伝えした上で、それでも残したいというご意見がございましたら何とか残す方法を考えたいと思っております」

 市は「安全のために基本的に桜は切る」と主張。一方の住民側は「桜を残しながら道路を整備する方法はないのか」と詰め寄ります。
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  (住民)
  「なぜ桜を切る必要があるのかということと、なぜ車道の幅も同時に拡幅するのか?」
  「実態を見ないで、ただ切った方が安心やと言うのはおかしいんちゃいます?」

 議論は白熱し、終了予定時刻を過ぎても説明会は続きました。

 (市職員)「ご質問も1時間半にも及びましたので、質問も偏った方のご意見でしたので、また職員の方に個別に(対応して)いただきながら…」
  (住民)「申し訳ないけどね、偏った人の意見なんて言わないでください。おたくが答えないからね、おたくがね、ちょっと待って!」

 結局、会場の利用時間が過ぎたことから説明会は半ば強制的に終了しました。