氷見の漁業が直面する問題は…

曽場さんが漁師になって初めて知ったことがあります。

氷見市宇波浦漁協 曽場慎太郎さん(26)
「後継者不足とか人材不足で、いろいろ水産業界、漁業界もちょっと人手不足なところがるので」

曽場さんが船頭を務める船も1年前は乗組員が13人いましたが、4人が年齢などを理由に引退しました。

今も8人中5人が65歳以上と、この先、乗組員が減っていくことは避けられない状況です。

そこで2024年6月に導入したのが強力な2つの網あげ機がついた新しい船で、人の力をあまり使わずこれまでより少ない人員での漁が可能になりました。

曽場さんはこの船を「ブルーグラシアス」と名付けました。

氷見市宇波浦漁協 曽場慎太郎さん(26)
「グラシアスはありがとうっていう、感謝の意味表すものなんですけど、海に感謝しながら仕事に励みたいっていう意味で」