竜巻被害は7割が台風接近時に 沿岸部に集中し発生

宮崎県内は、これまでも竜巻による甚大な被害を受けてきました。
竹下准教授は県内で発生した過去の竜巻被害を分析。
過去90年間で発生した98件のうち、7割にあたる69件が台風接近時に発生していることが明らかになりました。
さらに、台風由来の竜巻は沿岸部に集中し、特に宮崎平野に多くなっていることも分かりました。


(宮崎大学農学部 竹下伸一准教授・防災士)
「元々宮崎に限らず、台風に伴う竜巻っていうのは台風中心の北東側によく発生するってのは知られています。宮崎、九州に接近する台風の多くは南から上がってきて、種子島とか屋久島のあたりを通過して北に抜けて行くのが多いのですけど、種子島とか屋久島付近に台風があるときに、宮崎がちょうど北東側にあたる。そこで発生しやすい条件が揃ってしまう。それが大きい原因かなと思います」

