スーパーコンピューター「富岳」で予測を

現在、運用されている「竜巻注意情報」の適中率は5%程度と発生の予測が難しい竜巻。
その予測に向けて最新の技術を用いた研究が進められています。
(横浜国立大学 坪木和久教授)
「台風に伴う竜巻について、数値を用いた予測というものができた」
今月、横浜国立大学と富士通の研究チームは、台風に伴う竜巻の発生を事前に予測する世界初の技術の開発に成功したと発表しました。


例えば、去年の台風10号のデータでシミュレーションした場合、赤い丸で示された場所で竜巻が発生すると予測。
これは実際に発生したエリアと合致しました。

世界トップ級の計算能力を誇るスーパーコンピューター「富岳」を使うことで、詳細な計算が可能になったということです。
実用化はまだ先ですが、宮崎大学の竹下准教授もこの研究に期待を寄せています。
(宮崎大学農学部 竹下伸一准教授・防災士)
「すごい希望に感じました。どういう状況になったら竜巻が起こるかがよりはっきりとわかってくると思うので、これからすごく竜巻の研究が進むのではいかなと期待しています」

竜巻被害の軽減に向けて、日々研究が進んでいます。
※MRTテレビ「Check!」2月27日(木)放送分から














