基準を満たさなければ募集停止などとなる青森県の県立高校の「地域校」について、検討会議がまとめた「新たな視点による基準の検討が必要」とする報告書の内容が、県教育委員会の臨時会で示されました。
県立高校魅力づくり検討会議が2月20日にまとめた報告書の内容が、25日の県教育委員会の臨時会で説明されました。
検討会議は2029年度以降の県立高校のあり方について、これまでに延べ38回開催され、「地域校」についても議論を重ねてきました。
現行の基準では2年連続で入学者が基準を満たさなければ、1学級規模の三戸・鰺ヶ沢・六ヶ所は募集停止。2学級規模の大間は1学級規模に縮小するとしていて、地域校のある4つの町と村の協議会が2月6日、県教委に猶予期間を設けることなどを要望していました。
今回の報告書では、「現行の基準を維持するのではなく新たな視点による基準について検討する必要がある」としていて、柔軟な姿勢が示されています。
県教委では今後、県内6つの地区で保護者や地域住民から意見をきくことにしています。