高校授業料の無償化などをめぐる自民・公明と日本維新の会の協議が大詰めを迎えています。与党側は今晩にも3党の党首会談を行い、正式合意したい考えですが、維新の党内調整が難航しています。

きょう正午すぎから始まった維新の両院議員総会で、新年度予算案の修正について、自民・公明・維新の政策責任者らがとりまとめた合意案について話し合われました。

ところが、維新の一部の議員から「今、賛成を決めて良いのか」などと異論が噴出し、4時間近く経った今も結論に至っていません。現在、休憩となっていて、午後5時から協議が再開される見通しです。

今晩にも3党の党首会談が行われ、正式合意ができれば、新年度予算案の成立は確実な情勢となります。

一方、与党と国民民主党との「103万円の壁」をめぐる協議は停滞したままです。

国民民主党 古川元久 税調会長
「やはり、所得制限があるというのはおかしいんじゃないか。ですから、所得制限撤廃を求めていこうということ」

国民民主側はけさ、非課税枠を年収に応じて引き上げる与党案について議論しましたが、所得制限のない引き上げを求める方針を確認するなど、こちらも先行きが読めない状況となっています。