先週からの雪の重みで県重宝に指定されている青森市浪岡の旧坪田家住宅が崩れているのが見つかりました。

青森市教育委員会によりますと、旧坪田家住宅の倒壊はきのう、見つかったということです。茅葺きの屋根の上には固くしまった雪が1メートル以上積もっていて住宅の半分近くが崩れています。

倉島彩能 記者
「かやぶき屋根には大量の雪が積もっています。こちらの建物は今残っている建物の少なくとも2倍はあったと見られ原形をとどめていません」

旧坪田家住宅は、江戸時代末期の農家の暮らしがわかる建物として、浪岡の「中世の館」に隣接した場所で保存されていました。

県内では先週末を中心に記録的な積雪となり、浪岡では23日に今シーズン最大の192cmを観測していました。

県内は今週、気温の高い日が多く雪どけによる屋根からの落雪などに注意が必要です。