今年は9月に東京で世界陸上が開催されますが、鹿児島県の大崎町で23日、国内外のトップアスリートが集う大会が開かれました。
今年で4回目となった「ジャパンアスリートゲームズin大崎」。国内唯一の室内公認100mトラックを舞台に、国内外のトップアスリートが競いました。
男子100mの日本記録保持者・山縣亮太選手は、多くのファンの前で、およそ1年ぶりの復帰レースに臨みました。
(山縣亮太選手)「レースを重ねるごとに緊張も解けて、試合に戻ってきた感じがした」
60mの決勝、第3レーンの山縣。前半から加速すると、身体1つ抜け出し、先頭でフィニッシュ。6秒66で、大会記録を更新し、優勝を果たしました。その後の100m決勝では、自身の国内最高記録には届きませんでしたが、10秒49で2冠を達成しました。
(山縣亮太選手)「(世界陸上を目指して)ここからシーズンが始まって、上々の滑り出しだと思う。1日1日大事にやっていきたい」
また海外からは、パリオリンピックに出場した台湾の選手が走り幅跳びに。7m74で、大会記録を更新しました。
(林昱堂選手)「大崎町の方たちが私たちをサポートしてくれた。今年の東京世界陸上でメダルをとれるように頑張る」
会場では小中学生を対象にした陸上教室も開かれ、出水市出身で世界陸上・銅メダリストの白石黄良々選手らが講師に。正しく接地し、重心をブラさずに走るコツをアドバイスしました。
(参加した子ども)「心が湧きたった。これから頑張ってそんな選手になりたい」
(白石黄良々選手)「鹿児島の子に触れられて、僕自身元気を貰えた」
(三浦ゆな選手)「これを機に、走るって楽しいなと。陸上やってない子は始めてほしいし、陸上やってる子も自分の目標に向かって頑張ってほしい」