会合をセットした一般人Aさんが取材に応じる 証言をもとに検証

これは、そのAさんが立花氏と会った際に撮った写真だ。Aさんが取材に応じた。

岸口県議とは長年の付き合いだというAさん。文書を立花氏に託したのは誰なのか。証言をもとに検証する。

兵庫県知事選挙告示日の2024年10月31日、Aさんは知人から相談を受けたという。

知人
「片山元副知事が立花さんに会いたがっているので、つないでくれないかな」

Aさんは立花氏と面識がないため、立花氏を知る「ごぼうの党」の奥野卓志代表に相談したという。

ごぼうの党 奥野卓志代表
「片山(元)副知事が立花さんに会いたいということで『わかりました』ということで、LINE電話で。出られなくてLINEで書いて、立花さんに連絡しました。で直接つないでという経緯ですね」

奥野氏は立花氏に連絡。Aさんと立花氏とをつないだ。Aさんは神戸市のホテルオークラで立花氏に片山元副知事と会ってくれるよう約束を取り付けた。

だが、その日の夜、知人からこんな連絡が入ったという。

知人
「片山さんが風邪で行けなくなった。別の者が代わりに文書を持っていくよ」

Aさんは片山元副知事が来られなくなると聞き、片山氏と交流がある岸口県議を誘ったという。

そして、翌日の11月1日、午後3時。Aさんと岸口県議が待ち合わせ場所に行くと見知らぬ男性が文書を持って来たという。

A氏
「立花さんと会う直前、私の知らない男性が来て文書を渡していきました。岸口さんはその文書の中身を確認していましたが、私は見てもいません」

約1時間後、立花氏がホテルに到着。