家族が感染した場合は?
南波キャスター:
ちなみに石けんの手洗いでは、30秒間のもみ洗いと15秒間の流水でのすすぎを2回繰り返せば、ノロウイルスの残存率0.0001%まで下げられるということで、手洗いが非常に有効になってきます。

仮に家族が感染した場合は、電気のスイッチや冷蔵庫の扉、テレビのリモコン、ドアノブなどに注意してください。
感染を広げないためにはどのようにすれば良いのでしょうか。

▼食器など(洗剤などで十分に洗浄後)
熱湯(85度以上)で1分以上加熱か、塩素消毒液に浸して消毒
(次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めるなど)
▼ドアノブなど
塩素消毒液で消毒し、消毒後は金属の腐食を防ぐために拭きとる
▼おう吐物などの処理
・ふき取ったおう吐物などはビニール袋に密閉して廃棄
・拡散防止のため、処理が終わってから換気 など
松本哲哉主任教授:
おう吐物にも相当なウイルスがいるので、対応する人が感染する可能性があります。マスクや手袋をして丁寧に扱ってください。その時点で換気をしても良いと思います。
山内あゆキャスター:
家族がおう吐し、片付けなければならない立場になったときに、マスクと手袋をして着ていた服もすぐに洗濯しましたが、それで問題ないのでしょうか。
松本哲哉主任教授:
大体慌ててすぐ処置しようとするので、一旦落ち着いてマスクと手袋をして、それからどうするべきか考えて行動することが大切だと思います。
日比キャスター:
受験シーズンなので、なるべく広げないことを心がけたいです。
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<プロフィール>
松本哲哉さん
国際医療福祉大学 感染症学講座 主任教授
専門は感染症学など 日本化学療法学会 理事長
今村翔吾さん
「塞王の盾」で第166回直木賞 受賞
歴史・時代小説家 30歳までダンス講師