就任1か月となるアメリカのトランプ大統領。関税の発動やウクライナ停戦交渉開始など、その発言が世界を翻弄し続けています。19日にはウクライナのゼレンスキー大統領を「独裁者」と批判し、ウクライナ市民からは不安の声があがっています。

ゼレンスキー氏は「独裁者」 トランプ氏が批判

トランプ大統領
「我々はロシアと非常にうまくやっている。ロシアと取引して、何百万人もの人々の殺害を止めることができる」

ロシアとウクライナの戦闘終結に自信を見せるトランプ大統領。ゼレンスキー大統領への“口撃”が止まりません。

トランプ大統領
「そこそこ成功したコメディアンのゼレンスキーは、アメリカに3500億ドル(約53兆円)を費やすよう説得し、勝てない戦争、始める必要のなかった戦争に突入させた」

国民的な人気を誇ったゼレンスキー氏を“そこそこ成功したコメディアン”と揶揄。戦争にアメリカを巻き込んだのはゼレンスキー氏だと非難しました。さらに…

トランプ大統領
「選挙なき独裁者ゼレンスキーは、早く動かなければ国を失うことになる」

「独裁者」と呼ばれた本人は…

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「未来はプーチンではなく、平和と共にある。アメリカとの協力が建設的であることが私たちにとって非常に重要だ」

ウクライナを蚊帳の外に、アメリカとロシアは戦闘終結を目指して対話を進めています。