災害派遣トイレの助け合いネットワーク…
富山県 新田八朗知事
「特に地域防災力の向上に重点的に取り組みたいと考えています。避難所の生活環境を抜本的に改善するため、トイレ・キッチン・ベッド・シャワーいわゆるTKBSの設備を整備する」
T・K・B・Sとは「T」はトイレ・「K」はキッチン・「B」はベッド「S」はシャワーの略称です。

災害関連死を減らすためにも有効とされるT・K・B・S。なかでも、県が今回、はじめて導入することを決めたのがトイレカーです。
すでに他の自治体では導入が進んでいて、なかには、水洗式の洋式便座や手洗い場が完備されたものもあり能登半島地震の際にも全国各地から被災地に派遣されました。

今回、県が購入するのは1台ですが全国で約30の自治体が加盟する災害派遣トイレの助け合いネットワークへの加盟も検討しています。(今年度末で約30自治体が加盟予定)
富山県防災危機管理課 熊本誠課長
「ネットワークに加入すれば、仮にですけど本県で大規模災害が起きてそういうとトイレカーが必要なときに、そのネットワークに加盟している団体の方から県内に応援に来ていただけるという仕組み、逆にいうと他県でそういった災害があった際には本県で整備したトイレカーを持っていく」

さらに能登半島地震で断水が相次いだことで足りなくなった調理や洗濯、風呂、トイレに欠かせない生活用水。
