19日岩手県大船渡市の山林で発生した林野火災は、延焼が続いていて、20日も鎮圧に至らないまま先ほど午後6時に消火活動が打ち切られました。

林野火災が発生しているのは、大船渡市三陸町綾里の山林です。
警察や消防によりますと、19日午前11時55分ごろ、「白煙が見える」と消防に通報がありました。
19日の消火活動は午後6時にいったん打ち切られ、山は一晩中燃え続けました。
県によりますと、20日午後3時現在でおよそ36ヘクタールの山林が焼失したということです。

(木下義則記者)
「地上から消火を行う消防団員が今、現場に向けて出発しました」

発生から一夜明けた20日も延焼は続きました。
消火活動は午前6時に再開され、警察や消防、消防団などおよそ300人規模で地上から放水し、自衛隊などのヘリコプターも空中からの放水を行いました。


今のところ、けがをした人はおらず、住宅など建物への被害も確認されていませんが、地域の住民には不安が広がっています。

(地域の住民は)
「びっくりしました。こんなに燃えるとは思わなかったから」

火災は20日も鎮圧に至らないまま午後6時に消火活動が打ち切られました。

21日も午前6時に消火活動が再開される予定です。