高い技術を誇る技能五輪国際大会の金メダリストを招いた講習会が20日、岩手県立一関工業高校で行われました。

一関工業高校では、電気工事士を目指す生徒の技術の向上を目的に講習会を開いています。
講師として招かれたのは、大阪市に本店を置き県内にも営業拠点を持つ総合設備工事会社のきんでんの社員です。

1、2年生およそ60人が参加した講習会では、一般家庭で使用される電気回路を構築する作業を高校生2人と、技能五輪国際大会の金メダリストでもあるきんでんの常本雅哉さんが同時に行いました。

2人で作業した高校生の方が3分ほど早く作業を終えましたが、完成した電気回路の出来栄えには差があり、プロの技を間近で見た高校生たちからは歓声も上がっていました。

(実際に作業した生徒は)
「隣で作業するきんでんさんのスピードがとても速くて焦りながら、ミスをしないように頑張って作りました」
講習会を通して、自らの課題と向き合った生徒たちは、この体験を今後の進路決定に生かすことにしています。