駅の構内や列車の中での刃物を使った事件の発生に備えて、警察と鉄道会社による合同訓練が行われました。

「刃物事案です、応援お願いします」

合同で訓練を行ったのは岩手県警とIGRいわて銀河鉄道です。
この訓練は、駅や列車での事件の発生に備え毎年実施されているもので、20日は駅員や鉄道設備の保守管理を行う作業員などおよそ25人が参加しました。
訓練は、駅のホームで酔っぱらった人が刃物を持って暴れ、けが人も出たという想定で行われました。


参加者は、けが人の救助や乗客の避難誘導、さらには警察が駆け付けるまでの間刃物を持った相手を制圧する動きも確認していました。

(IGRいわて銀河鉄道 斉藤拓也さん)
「お客様がパニックになるのを防ぐために、まず自分が今回の経験を思い出して冷静になることに努めるのが一番大切だと思う」

警察とIGRは今後も定期的に訓練を行い、万が一の事態が発生した際の連携強化を図ります。