物価の優等生と言われてきた卵の価格が上昇しています。長野市内のスーパーでは50円ほど値上がりしていて、飲食店なども苦しい状況が続いています。

長野市の飲食店では、1月からの卵の値上がりで「営業面で苦しい」と話します。

HALF/cafe店長 吉田美咲さん:
「だいたい先月から250円くらい1ケースで上がっていて」

一番人気のメニューは、一食に卵3つを使うふわふわの「オムライス」です。

HALF/cafe店長 吉田美咲さん:
「当店ではダントツで一番売れている商品にはなるので、ランチでは看板商品、苦しいところもあるんですけど、変わらず楽しんでいただけたらと思う」

一方、長野市にある綿半スーパーセンター権堂店。Lサイズの10個入りパックが税抜きで249円となっています。

買い物客は:
「値段上がってきていますよね。仕方ないかなとは思っていますけど必需品ですので」

買い物客は:
「前に比べると高いなと感じますね。子どもがいるので栄養のあるもの食べさせたいなと思うとやっぱり卵は必須になってくるかなと思っています」

子どもは:
「好き!たまご焼きとか目玉焼きとか食べさせてもらうから、うれしいだいすき!」

この店の値段の推移を見てみると…

24年の同じ時期に一度100円台に落ち着いてから段々と値上がりし、25年1月末には24年よりも50円ほど高くなっています。

担当者は:
「ここまで大幅に上がると思っていなかったので、正直びっくりしているんですけども、価格が上がってもお客様は毎日使うので、なるべく値段は上げずにこの価格で販売したいなという思いはあります」

2年前、鳥インフルエンザをきっかけに飲食店から卵のメニューが消えるなどした「エッグショック」。長野県によりますと、全国的な価格高騰は今回も鳥インフルエンザの流行が主な原因だということです。

県内では鳥インフルエンザは確認されておらず、県内の生産量は変わっていませんが、資材の高騰などから少しずつ価格が上がっているのが現状だといいます。

パックの卵が高騰する中、注目が高まっているある商品が作られています。