◆文書提供疑惑 誰が何の目的で…

――NHK党・立花孝志氏への文書提供疑惑は明らかになるのでしょうか。兵庫県知事選告示翌日の昨年11月1日に・知事の印象操作の黒幕として竹内元県議らの名や、死亡した元県民局長と職員との関係も言及した文書を、維新の会の岸口実県議が立花氏に渡したのではないかという疑惑です。

「斎藤知事を応援する」として知事前に立候補した立花氏は、リークされた文章の内容も選挙戦で発信していました。竹内氏は県議を辞めその後死亡しています。

◆岸口県議「記憶がおぼろげ」

岸口県議はこれまで「会ったことは事実、情報提供は私からではない。」としていましたが、その後、維新側の調査に対して、「文書を渡したのが自分なのか同席者なのか、記憶がおぼろげ」と説明し、「百条委の副委員長としても、文書を渡す場に立ち会ったのは軽率だった」と回答していたことがわかりました。

取材に応じ、「一定のけじめ」という発言はありましたが、どういう主旨でその文書が存在し、何のために渡したのか、などについての説明は不明瞭でした。