山口県岩国市の新年度当初予算案は一般会計で824億円と合併以降過去最大となりました。
このうち基地関連の国からの交付金や補助金は93億円あまりとなっています。
一般会計の824億円は前年より14億円増えました。
4年連続の増額で合併以降過去最大です。
「いこいと学びの交流テラス」の整備など大規模事業の仕上げの年となることによるものです。
市税は、定額減税の戻りによる個人市民税の税収増や景気の緩やかな回復で法人税の増収が期待できることから前年度より4.2%伸びて7億7000万円の増収を見込んでいます。
基地関係の交付金・補助金は93億3260万円で当初予算の11.3%を占めています。
主な新規事業は「いこいと学びの交流テラス」の完成後にかかる管理運営費に2400万円。
合併20周年を記念してファッションショーなどを開催する若者参加型の大型イベントに5500万円などとなっています。
また錦川清流線の存続については、運行による経済効果などを客観的に分析、検討するために510万円が計上されています。
予算案は18日開会の市議会で審議されます。