福島市の高湯温泉で源泉管理のため入山したホテルの関係者3人が死亡した事故で、3人は、発見された当時防毒マスクをつけていなかったことが分かりました。

17日、福島市にある「高湯温泉花月ハイランドホテル」の支配人など3人が源泉管理のために入山後、行方が分からなくなり、18日の捜索で発見されましたが、全員死亡が確認されました。

現場付近は毒性の強い硫化水素の濃度が高くなっていましたが、消防によりますと、3人は発見された当時、防毒マスクをつけていなかったということです。

環境省のガイドラインでは、硫化水素の濃度が10ppmを超える場所に立ち入る際は、防毒マスクをつけるよう示していますが、警察によりますと、18日の捜索活動時には、現場で30ppmの濃度が確認されていました。

警察は、3人が硫化水素ガスを吸った可能性もあるとみて死因などを調べています。

高湯温泉花月ハイランドホテル・18日