「復興・復旧」と「県の成長」の2本柱

馳浩石川県知事 「復活予算です。」

馳知事が新年度予算案で2本柱と掲げたのは、「能登半島地震と豪雨からの復興・復旧」そして「石川県の成長」です。

「復興元年の推進へ」災害対応力の強化を図るため、県は危機管理監室を危機管理部に格上げします。

また、なりわい再建への支援策として新たに異業種や新分野への進出などに最大300万円補助する支援策として3億1000万円を計上。

このほか、新たな産業の担い手を確保するため、能登での起業を目指す人を対象に、準備講座の開催や店舗の開設を支援します。

馳浩石川県知事「起業支援について新たに意欲を持ってチャレンジしようという人もいた。意欲的な事業者の取組をバックアップすることも必要。」

2026年春の知事選を前に、馳知事にとって現時点で備えうるすべてを網羅した“フルスペック”の予算案。

幸福度日本一の実現を掲げ、馳知事が進める成長戦略の実現に向けた施策がもう一つの柱です。

馳知事石川県知事「それぞれの立場にある人が選択肢を持って挑戦できるその挑戦をし続けることが守る事にもつながる。これが私が目指す幸福度日本一の石川県のあり方。」

一方、県が万一の備えとして積み立てている財政調整基金から25億円を切り崩すため、残高の見込みは28億円と地震前の2割ほどまで目減りすることから、馳知事は国に支援を求めるなどして今後も財源の確保を図りたいとしています。