2月22日は「ネコの日」です。飼い主のいない野良ネコを地域全体で管理する「地域ネコ活動」の取り組みについて、具体的にどんな活動をしているか知っていますか?
そして、7年間で野良ネコに関するトラブルを激減させた地域があります。自治会が選んだ、人とネコの「共生」のための選択とは。
地域に見守られる野良ネコたち
「大丈夫って、大丈夫よほら」「食欲ばつぐん!」

住民に抱きかかえられ、安心した表情を見せる白いネコ。餌をもらい美味しそうに食べています。すっかり落ち着いた様子ですが、この白いネコは住民の飼いネコではありません。地域全体で管理している「地域ネコ」です。
一方、熊本市南区のとある住宅街。野良ネコが路上をさまよい、水たまりで乾いた喉を潤しています。中には餌に群がるネコの集団も。

ネコは繁殖力が強く、野良ネコを放置すれば子ネコが爆発的に増え、糞尿やゴミを荒らすなどのトラブルも増えてしまうのです。
そこで熊本市で進めているのが「TNR」と言われる活動です。