不足している輸血用の血液を少しでも確保しようと山口県内で初めてとなる取り組みがありました。

ポイントはその場所です。

駐車場に停まる献血車。

この場所はどこかというと、コンビニエンスストアの駐車場です。

ファミリーマート徳山橋本町店では県赤十字血液センターと協力し献血バス2台を誘致しました。

運営するクナイホールディングス 九内庸志社長
「地域のためにといろんなかたに役に立ちたいという思いで今回ファミマ本部のほうから献血車をいれて地域で献血したいというお話をいただきましたのでそれならばということで協力させていただきました」

開始とともに近くの住民らが献血を受けに来ていました。



ファミリーマートでは2022年から店舗での献血活動を始め、昨年度は全国33店舗で実施しました。

歩いて行けるところで献血ができる手軽さは利用者に好評のようでした。

献血を受けた人は
「コンビニついでに行こうとみたいなこともできると思うので便利だと思います」
「ふだん使っている場所に献血がきてショッピングモールだと結構あるく距離が長かったりとかあるのでそのへんは手軽かなと思います」

冬場は、インフルエンザの流行などで血液の確保が難しくなるそうです。

加えて、特に今年は寒波が厳しく、雪の影響で中止された献血イベントもあり、輸血用血液の確保が急がれます。

山口県赤十字血液センター 献血推進課 岩本渉平 主任
「ふだんなかなか献血になじみがないかたが献血にふれる機会というふうになればうれしいなと当センターとしても思っております。今回、成功事例というかたちで県内のいろんな店舗でコンビニでの献血がひろまればうれしいなと思っております」

ファミリーマートでは今後、実施できる店舗を増やしたいとしています。

若者の献血離れも指摘されていますが手軽な「コンビニで献血」が血液不足の解消につながると期待されます。