物価上昇が続くなか、賃上げは可能なのか。鹿児島県や経済団体、労働者団体などが「賃上げ」について話し合う会議が開かれました。

厚生労働省は春闘が本格化する前に、賃上げに向けて議論する「地方版政労使会議」を全国で開いています。17日の会議には、県や経済団体、労働団体の代表などが出席しました。

経営者側から「価格転嫁が思うようにできず、賃上げの財源確保が難しい」といった意見が出た一方で、労働者団体からは「働く側も物価高に対応するのが大変」といった意見が出されました。

(鹿児島労働局 永野和則局長)「中小、零細企業は、なかなか賃金の引き上げが難しい意見もあった。ただ、方向性としては賃金は引き上げていかなければいけないという方向性は共有していると感じた」

鹿児島労働局は今後、県内の課題について、厚生労働省と共有する予定です。