県下一周駅伝は17日が3日目。5日間の日程の中日でした。12地区のランナーがしのぎを削っています。

鹿児島に春を告げる県下一周駅伝。12地区のランナーが、5日間にわたり53区間、583.2キロでたすきを繋ぎます。

初日は、鹿児島市から南さつま市まで。1区はアフリカ・エリトリア出身で、川辺のデジェン選手が区間新記録を樹立。レースは3区で首位に立った姶良が、初日の日間優勝となりました。

南さつま市から出水市までで競った2日目の16日、1区は初めての県下一周となった鹿児島実業2年・大島の白井塁斗選手が終始先頭を譲らず、区間新記録。

(大島 鹿児島実業2年・白井塁斗選手)「うれしかった。島の代表として誇りに思う」

その後、先頭に立った姶良が2日連続の日間優勝となりました。

そして、3日目の17日。出水市から霧島市までの11区間122.2キロ。1区、姶良が先頭でたすきを繋ぎます。

6区で郷土入りする伊佐。任されたのは、コース沿いにある針持小学校教諭の村田慎一選手。出場選手最年長の49歳です。

(伊佐 針持小学校教諭・村田慎一選手)「目標を達成するには好きであること、努力の大切さを伝えてきた。その姿を(子どもたちに)見せたい」

全校児童12人は、沿道で待ち構えました。
「今までよりももっとすごく、派手に応援する」

10番手で、村田先生の姿が。

(村田慎一選手)「すごく力になった。先生、先生って。大人の本気はこんなものだぞと見せられたかなと」

区間10位の走りでたすきを繋ぎました。

(村田慎一選手)「最高の瞬間を味わえた。夢のような世界。身体が持つ限り走りたい、環境がある限り」

レースは17日も姶良が日間優勝を飾りました。3日間を終えた総合順位です。

4日目の18日は、霧島市から鹿屋市までの10区間、106.3キロで競われます。