所得税の確定申告の受け付けが17日から全国一斉に始まり、宮城県内でも多くの人が手続きを行っています。

このうち青葉区の仙台北税務署にも朝から多くの人が訪れて、職員に手順を確認しながらスマートフォンで書類を作成するなどして手続きをしていました。

所得税の確定申告は主に還付申告をする人や個人事業主などが対象です。
小笠原悠記者
「今年の確定申告で気を付けたいのが令和6年分特別税額控除。定額減税についての記入欄です」
2024年6月から始まった「定額減税」も対象となります。
定額減税は年間1人あたり所得税3万円、住民税1万円がそれぞれ減税されるもので、政府が物価高に対応した制度として2024年6月から実施されました。
このうち所得税について納税者本人と扶養家族の人数に1人当たり「3万円」の控除総額を記載することになります。
定額減税は、2024年のみ実施されていて、定額減税について申告しないと必要以上に税金を納めてしまうおそれがあります。
2024年、宮城県内で確定申告をした人の約7割がパソコンやスマホによるeーTaxで手続きをしていて、今回も税務署はeーTaxを勧めています。

仙台北税務署 丸山俊行署長
「今年はスマートフォンによる申告書作成画面もさらに見やすく操作がしやすくなっております」

記入漏れなどの訂正申告を含め、宮城県では10会場で3月17日まで受け付けています。