長い歴史を誇る伝統工芸を取材してきました。

東京・新宿区。高層ビルが立ち並ぶこの街には、江戸時代から続く染めの技法が今も受け継がれ、東京都の伝統工芸品にも指定されています。現在も染め物工房が点在している新宿は、神田川や妙正寺川など水が豊富で、染めた布を洗い流すのに適していたことで染め物の中心地となっていったそうです。

今回、私も初めて江戸更紗染めを体験してきました。

高安奈緒子 気象予報士
「繊細な作業ですね」

複雑な柄が彫られた型紙を布の上に置き、染料を擦り込んでいきます。時間を忘れて没頭してしまいました。

高安奈緒子 気象予報士
「(江戸更紗の)魅力はどういった点にあるのですか?」
染の里おちあい 小川学さん
「たくさん型紙を使って、違う色をどんどん重ねていって、まるで絵画のように絵が出来上がっていく」

最後に蒸して色を定着させると、こんな素敵に染まりました!

街全体を染め物のギャラリーに見立てたイベント「染の小道」も21日(金)から23日(日)の期間に、都営大江戸線・西武新宿線の中井駅周辺で開催されますよ。