衛星データをAIが解析する「宇宙水道局」

では、こうした“水道管危機”にどう対策すればいいのでしょうか?

▼広域化:複数の市町村が枠を超えて統合
▼運搬送水:給水車が貯水タンクに届ける

これらはどちらも人口が少ない地域における方法です。人口減少が加速している今、地方の過疎化が進む場所では、人口に対して水を送るコストが非常に大きくなるため、送水管をやめて給水トラックなどでまかなうことも必要になってくると浦上教授は指摘します。

また、衛星データで水道管や地盤の情報などをAIが解析する「宇宙水道局」というサービスも。衛星から温度や地表面の高さなどの情報を得て分析することでリスクを早く検知し、水道管の漏水リスクを可視化できるといいます。すでに20以上の自治体で活用されているということです。

この水道管に関する問題に私たちはどう向き合っていけばいいのか。浦上教授は「もっと関心を持つべき」とした上で「必要な負担には応じてほしい」と訴えています。