山口県萩市の小学生がふだん入ることの出来ない松下村塾の講義室で将来の夢などを発表しました。
志を発表したのは、来月卒業を控えた萩市の椿東小学校の6年生62人です。

会場は、吉田松陰や高杉晋作ら維新の志士が日本の未来を語り合った松下村塾の講義室。

児童は6年間、毎朝松陰のことばを朗唱し教えを学んできました。

児童
「朋友相交わるは 善導をもって忠告すること 固よりなり」
松下村塾は学校に近く、児童にとっては、身近な場所ですがふだん、ここに入ることはできません。
特別な場所で将来の志や夢を発表し誓いを立てました。

児童
「私はみんなを楽しませるゲームを作るゲームクリエイターになりたいです、そのために、今よりもっと本を読んでたくさんの知識を取り入れ夢の実現に向かって頑張りたいです」

児童
「私は将来テレビに関わる仕事をしたいと思っています、そのために自分の意見でだけではなくほかの人の意見や考えも大切にし人のためになることをしていきたいです」

保護者らが児童の決意を温かく見守っていました。

児童
「この松下村塾で発表した志をもとに志を立てながら中学校に向けて勉強していきたいと思います」
児童たちは、3月19日、卒業の日を迎えます。