積立金は300万円・・・お金がないから修理できない

老朽化した部分を補修できない理由は、「修繕積立金」の不足です。

このマンションでは住民が自主管理していますが、管理不全に陥りきちんとした修繕計画がなく、さらに会計担当者が積立金を横領。

残された積立金はわずかとなりましたが、年金生活の高齢者も多いため、手の打ちようがない状況だといいます。

「銀行も融資をしてくれません」

マンションの管理を支援する橋本秀治さん
「修繕費用のお金は、このマンションだと大体5000万円から6000万円かかります。現在貯まっているお金は300万円です。築50年が経つと銀行は融資をして頂けません。お金がないから大規模修繕ができないのです」