今、「お金がなくて修繕できない」マンションが増えています。

築40年を超え、住人も高齢者。さらに管理組合のメンバーも管理人も高齢者。4つの老いが深刻な状況をもたらしています。

錆びて危険な階段。鳩が20羽以上住み着いた部屋。決して他人事ではありません。

「老老マンション」が直面する問題に、打つ手はあるのでしょうか。

ケース① 築51年のマンション

福岡県北九州市にある築51年の8階建てのマンション。

外からはそれほど古くは見えません。

しかし、近づいて案内してもらうと・・・。

マンションの管理を支援する橋本秀治さん
「こういう感じでどんどんもうこういう風に塗装が剥がれているんです」

外壁の至るところで塗装の剥がれやひび割れが目につきます。

数年前には4階の外壁の一部が突然、剥がれ落ちたといいます。

マンションの管理を支援する橋本秀治さん
「横40センチくらい縦15センチくらいの感じでボソッと落ちてきたんですよ。そこはもう危ないからっていうことで足場かけて150万くらいかけて修理はしました」