2024年11月、所属していた青森県三沢市の消防団の屯所に放火し、全焼させた罪に問われた男の初公判が開かれ、検察側は男に懲役3年を求刑しました。
三沢市の無職・畑内敏幸被告(47)は2024年11月、所属していた三沢市消防団の屯所に火を放ち約230平方メートルを全焼させたとして、非現住建造物等放火の罪に問われています。
青森地裁八戸支部で開かれた初公判の罪状認否で、畑内被告は「間違いありません」と話し、起訴された内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で「畑内被告は屯所1階和室の押し入れの紙袋にライターで火を付けてその火を壁などに燃え移らせた。また、現場で警察官に対し、私が火をつけた。ライターは家にあると話した」ことなど当時の状況を明らかにしました。
畑内被告は、被告人質問で「ギャンブルでできた借金が約100万円あり金に困っていた。他人に殺してもらおうと思い事件を起こせば、死刑になると思っていた」と証言しました。
検察側は畑内被告に懲役3年を求刑し、弁護側は執行猶予がついた判決を求め、裁判は結審しました。
判決は2月26日に言い渡されます。