そもそも“水虫”ってなに?
加藤医師によると、そもそも水虫とは「白癬菌(はくせんきん)」という糸状のカビが原因で起こる皮膚の感染症のことだそう。夏に発症しやすいと思われがちですが、年中かかるおそれがあるといいます。
水虫の人と同じバスマットを使ったあとに湿った状態が続いていたり、足の傷口から白癬菌が入り込んできたりすると、水虫になってしまうのです。

また、水虫で多いのは足の指の間にできるタイプで、ふやけてジュクジュクになったり、水泡ができるものも。そのほか足の裏や側面、手や爪、頭にもできる可能性もあるといいます。
本題に戻りますが…では、ガサガサしたかかとは水虫ではないの?加藤医師に聞いてみると、やはり水虫の可能性はあるとのこと。
水虫には、角質を増やすという性質もあるため、水虫を放置していると皮膚がガサガサに分厚くなることがあるそう。

かかと水虫の特徴は、ガサガサ、皮剥け、ひび割れなどの症状ですが、体中が乾燥する「皮脂欠乏症」など別の病気もあるといいます。そのため医師でも見分けるのが難しいそう。加藤医師は、かかとが“乾燥したお餅”のようになった場合は水虫も疑って、病院で診断を受けた方がいいと話します。
そこで筆者も、水虫の検査をしてもらうことに。