「命の重さに比べて、非常に軽い判決だった」“危険運転”厳罰化期待も…

井上さん夫婦は1999年、東名高速道路での飲酒運転による事故で、長女の奏子ちゃん(事故当時3歳)と次女の周子ちゃん(事故当時1歳)を失いました。

被告に下された判決は懲役4年。事故後、悪質で危険な運転の厳罰化や根絶を求める活動を続けてきました。

井上保孝さん(74)
「2人の命の重さに比べて、懲役4年という非常に軽い判決だった。人の命の重みに比べて、今の日本の法律はずいぶん軽く人の命を扱っている

井上さんたちの必死の訴えもあり、2001年、「危険運転致死傷罪」が新設されました。最高刑は20年。従来の「過失運転致死傷罪」の「7年」よりも大幅に厳罰化され、危険運転の抑止になると期待されました。

しかし、実際の運用には批判の声も…。