サッカーJ3高知ユナイテッドSCの開幕戦まで1週間をきりました。今シーズンからユナイテッドを率いる秋田豊(あきた・ゆたか)監督に、チームのこと、そして、高知の好きなところなど「本音」を聞きました。
秋田豊監督は愛知県出身の54歳。ディフェンダーとしてJ1の鹿島アントラーズなどで活躍し、日本代表としてもFIFAワールドカップに2大会連続で選出されました。引退後は指導者の道を進み、2024年12月、高知ユナイテッドSCの新指揮官に就任しました。
(遠藤弥宙アナウンサー)
「よろしくお願いします」
(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「よろしくお願いします」

(遠藤弥宙アナウンサー)
「秋田監督は、かなり高知にいらっしゃっているということですが」
(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「うん。毎年来てますね」
(遠藤弥宙アナウンサー)
「今度は住むわけじゃないですか、高知の1番好きなところはどこですか?」
(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「海岸だね。海を見ているとすごくきれいだし、あとはカツオがうまいからね。(カツオを)2日に1回は食べているかな。藁焼きで塩かな。うーん」
(遠藤弥宙アナウンサー)
「それに合わせるお酒は?」
(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「お酒はね…。ダバダ火振。焼酎だと栗焼酎だね。ダバダ火振の炭酸割りや、日本酒だと、“何とか泉”」
(カメラマン)
「亀泉!」
(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「亀泉!亀泉のCELを飲むと、あれはちょっとやばいな。あのねー、岩手もね日本酒がおいしかったのよ。だけどこっち(高知)もすごくおいしくて」
現役時代はヘディングを武器に屈強なファイターとして日本代表のDFラインを支えた秋田監督ですが、高知ではサポーターと笑顔でふれあう場面もありました。

(遠藤弥宙アナウンサー)
「DFとして、競るところや力強いイメージが秋田監督にはあるんですけれども、かなりフレンドリーなんですね」
(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「そう。昔はね。DFの時は“殺し屋”だったんだけどね。嫌われ者だったんだけど、今はそうならないようにしています(笑)。どんどん話しかけてほしいし、これからいろいろな声も、結果に応じて言われると思うし、でもそれも自分の仕事だと思っているので、全然問題ないです」
クラブはJリーグに参入したばかり。限られた資金や設備など決して恵まれているとは言えない状況でも秋田監督はJ3優勝・J2昇格という結果を目指しています。

(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「厳しいですね。いろんな面で(難しさが)出てくるので、ウェアがなかったりとか、使いまわしだったりとか、(練習を)やる場所がなかったりとか。でもそこにネガティブになるんじゃなくて、『自分たちでやれることの中で、いかに効率よく、選手たちがストレスなくトレーニングをできるのかな』と僕は考えて、トレーニングや戦術を決めているので」
(遠藤弥宙アナウンサー)
「そうなると、やはり地元のスポンサーや地元の力は必要になりますよね」
(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「そうですね。本当に遠征費だったり、すごくお金がかかるんですよ。たぶん年間5000万円ぐらいかかると思うんですよね。高知からいろんなところに移動して、全国(各地)に行くので、そうなるとお金もかかりますしね」
そして、県民がスタジアムに試合を見に来ることは、選手たちのプレーだけでなく、クラブ全体を支えることにもつながるといいます。

(高知ユナイテッドSC 秋田豊 監督)
「大きい声を出して、ユナイテッドのことを応援してくれることが僕らにとってはありがたいことで、(スタジアムに)来るだけでユナイテッドのお金に変わってくるので、ぜひとも来てほしいと思います」

「高知ユナイテッド、本当に若い選手たちが走って、頑張って、1試合1試合戦いますので、ぜひとも皆さん、グラウンドにスタジアムに遊びに来て、応援してください。よろしくお願いします」

開幕戦は2月16日(日)アウェーで栃木SCと対戦。ホーム開幕戦は23日(日)ガイナーレ鳥取と対戦。ホーム開幕戦と3月2日(日)のホーム2戦目のチケットは、すでに販売中でJリーグチケットやセブンーイレブン、クラブ事務所などで販売しています。