山口県周南市は10日、新年度当初予算案を発表しました。

一般会計の総額は805億9300万円。

前の年度より10.9%増え、3年連続で過去最大の規模になりました。



物価高騰や進められている複数の建設事業が重なる年度となることを、主な要因としています。

新規事業では、家庭に居場所のない子どもたちの学習支援などをする「こども・若者応援事業」におよそ3800万円。

保育所などに通っていない3歳未満の子どもが、一定の利用枠の中で保育所などを利用できる「こども誰でも通園制度」の導入に向けた取り組みに、1100万円あまりを充てています。

藤井律子 周南市長
「人口減少という大きな課題がある中、持続可能で未来につながるまちづくりのために施策を推進することを念頭に予算編成を行いました」

また、周南市文化会館の大規模改修に向けた基本設計費用などとして、1億600万円あまりを計上しています。