突然の身柄拘束 警察官から「お前はレズビアンなのか?」と尻を叩かれ“拷問”

女性の体には当時の傷跡が今も残る(支援者提供)
そこから状況は深刻になっていく。ある日、LGBTを理由に同居人とともに警察に逮捕された。その時のむごい扱われ方を、女性は落ち着いた口調で証言した。

(ウガンダ人女性)
「警察は私に寝転がるように言って尻を叩き始めました。『レズビアンなのか?どうやって知るんだ?』と言い、ひどいことを言ってきました。警察は(逮捕された同居人と私を)お互いに叩くように言いました。叩き方が甘いと棒を取り上げて、『どうやって叩くか教えてやるよ』と言ってまた叩いてきました」

  (女性の代理人)「どの程度の強さでしたか?」
 (ウガンダ人女性)「出血して傷ができる程度で強かったです。出血しても止めようとしませんでした」

勾留中は十分な治療が受けられず、今も体の複数の箇所に傷跡が残っている。裁判ではその傷を裁判官に見せる一幕もあった。女性の勾留は約3か月間続き、その間、農場で強制労働させられるなどしたという。