大阪桐蔭・手崎選手「ひとつひとつ積み重ねて強くなっていきたい」

 Cブロック決勝は、昨年度の大会では花園の準々決勝で桐蔭学園に敗れるまで無敗の快進撃をみせた大阪桐蔭と近大附属の対戦。「昨シーズンまでの主力メンバーがごっそりと抜けて、今年は一からチーム作りをしている最中」と綾部正史監督が語った大阪桐蔭。それでも持ち味である強靭なフィジカルを武器に近大附属を圧倒します。開始3分で先制のトライを奪うと、その後もFW陣でしっかりと前に出た後、決定力あるBKにつないで次々と得点を積み重ねていきます。190cmを超える両LO酒井結仁選手と泊晴理選手で完全に制空権を握ると、伝統のスクラムでも近大附属を粉砕。前半だけで8つのトライを奪います。

 後半に入っても大阪桐蔭の勢いは止まりません。途中出場のメンバーも含めて一人一人が強さを見せて得点につなげていきます。終わってみれば、前後半合わせて16トライ94点を奪う圧勝劇。伝統のフィジカルの強さを見せつけて危なげなく近畿大会出場を決めました。キャプテンを務める手崎颯志選手が「去年までのチームほどスキルや経験が少ない分、今年は基本プレーにフォーカスして、ひとつひとつ積み重ねて強くなっていきたい」と話した大阪桐蔭。抜群の資質を持つ選手たちのこれからの成長に注目です。