激しい咳(せき)が続き乳幼児が感染すると重症化の恐れがある「百日咳(ひゃくにちせき)」の感染者が過去最多を上回るペースで増加していて県が注意を呼びかけています。

百日咳(ひゃくにちせき)は激しい咳が続くのが特徴で、風邪症状から始まり、その後「ヒュー」と笛を吹く音(おと)のような発作がみられます。

主に咳(せき)やくしゃみなどの飛沫感染で広がり感染力が強く乳幼児が感染すると重症化して、最悪の場合死に至ることもあります。

県によりますと、今年、今月2日までに県内で確認された百日咳の感染者数は62人で過去最多の85人となった去年を大きく上回るペースで増加しています。

年齢別でみると10歳から14歳が31人と最も多く19歳以下が8割近くを占めています。

県は、感染対策には予防接種が重要だとして生後2か月になった乳児は速やかにワクチン接種をしてほしいと呼びかけています。