■おじさんたちの気持ちわかるけど…そもそもフィールド違う
18歳で出産し、二十歳の時に大分から上京した鈴木セリーナ。銀座にある老舗の高級クラブで売り上げナンバーワンとなる。その後、2010年に文房具や企業の商品PR企画などを扱う会社を立ち上げた。最近では若手と仕事をする機会が増え、自分自身が“老害”になりつつあったことを打ち明けた。「やっぱり時代が違うっていうのはあると思う。昭和生まれは断崖絶壁を登りつめて認められる世代。だけど平成以降に生まれた人は整えられた草原を走っている」多くのおじさんたちと接し、観察力も磨いてきた彼女が分析する。

「おじさんでも頑張ってきたことがあり、この先に起こりうることがわかるから事前にしかも端的に言ってしまう。でも受け取り手の若者はまだこれからで、わからないし想像もつかない。おじさんたちの気持ちもわかるけど、フィールドが違うからそもそも理解されない」