昭和34年以降、新燃岳で噴火はなかったものの、平成に入った1991年に噴火。佐藤さん夫婦は再び、火山の脅威を目の当たりにしました。

(妻・シヅコさん)「畑にビニールハウスを作っていた。ドーンといったときに家にいて、音がしてから上に上がってみたらビニールハウスがちりぢりに破れていた」

その後、噴火は2008年、2010年にも発生。そして…

2011年1月26日、およそ300年ぶりに起きた本格的なマグマ噴火。噴煙は火口からおよそ7000メートルまで上がり、火砕流も発生しました。

宮崎県側には、多量の軽石や火山灰が降り、車のガラスが割れるなどの被害が出ました。

(訓練・先生)「怖くなくなるために訓練をする。自分の命を守るためにする」

あの噴火以来、新燃岳のふもと、霧島小学校では毎年、14年前の噴火が起きた日にあわせて避難訓練を行っています。